Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第18章 プライド
「まぁルーナさんっ!久しぶり!あら?なんだかお疲れみたいね...」
アリーはルーナの少しゲッソリした雰囲気を感じ取り心配そうな顔をした。
「お久しぶりです。はは...ちょっといろいろあって疲れてます。なので今日は元気をもらいに来てしまいました」
精一杯の笑みを作ってみせた。
「ルーナ姉ちゃん?」
奥から視点の合わないリンクが顔を出した。
「うん!そうだよ!リンクに会いたかった」
そう言ってルーナはリンクの頭を撫でた。
リンクは心地よさそうに可愛らしく笑う。
「そうそう、ドレスは着てくれたかしら?」
「あっ...ごめんなさい、まだなんです。次の壁外調査を終えてから、時間取れれば着れたら良いなと思ってるんですけど」
ルーナは苦笑いしながら答える。
早くあのドレスを着たいが、落ち着けない日々が続いているし、次の壁外調査でも自分が生きて帰れるかはわからない...
「・・・中に入ってちょうだい。私も休憩する所だったのよ。お喋りしましょ」
ルーナがみるみる不安そうな顔になっていくのでアリーはルーナの手を引いてにっこり笑うと店の奥へ招き入れた。