Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第18章 プライド
僕は押しにも弱いのか...
なにもかも弱い...
リヴァイ兵長みたいに強くなれない...
本人のことを思って愛する女性を手放して 他の人に託すなんて...
どんなに辛く、どんなに心に傷を負い続けていることだろう
きっと想像を絶する残酷さだ
僕は...あなたみたいに器用に立ち回れないし強くもなれない...
こうして少しでも自分の裾を掴まれれば、簡単に引き戻されてしまう
愛する女性を手放す勇気がない
彼女だけでなく僕の命も救ってくれた
どこまでも強いあなたに聞きたい...
リヴァイ兵長...僕はどうしたらいいんですか
「・・・僕は本当に生き方が下手ですね」
シンが自嘲気味に言った。
「シン、それは間違ってる。あなたは誰よりも他人の気持ちを深く考え、理解している。誰よりも誠実で誰よりも純粋で誰よりも思慮深い。
それは生き方が下手とは言わない。」
真剣な顔で真っ直ぐ見つめたままハッキリと言い放つルーナを目を見開いて見つめた。
涙が止めどなく流れ、ルーナの胸にふっ潰して泣いた。
ルーナは優しく微笑みながらシンの頭を撫でる。
「今夜は隣で寝てね」
「...はい」
2人の声は震えていた。