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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第18章 プライド


「んん...?...ぁうっ...」

腹が異様に痛い。

「ルーナさん?!起き上がらないでください!」

辛そうに顔を歪め起き上がろうとするルーナに、シンは急いで肩を支えてゆっくり倒した。

「シン...私っ...」

「大丈夫ですよ、ルーナさん。僕がそばにいますから」

ルーナはこの状況に至るまでを頭の中で必死に回想した。
最後に見えたものは図書室の床と机の足だったから、その後の記憶が全くない。
しかし、自分がなにをされそうになったのかは理解した。

ルーナが悲痛な顔でシンを見つめ続けるので、シンはルーナの手を握りながら言った。

「ルーナさんの体は無事です。どこも弄られたりしてません。今頃団長か上の人たちが全てを片付けてくれていると思います...」

ルーナはまだ腹が痛いが、とりあえずは自分の身体に異常がないということを聞いて安心した。

「そ...うなんだ...」

そう言って手を握り返すが思うように力が入らない。

「無事でよかった...です...本当に...」

シンは涙を流し始めた。
よく見ると、目がかなり腫れている。
ずっと泣いていたのだろうか・・・

「シン...心配かけてごめん...泣かないで...」

ルーナは眉を寄せ 手を伸ばしシンの涙を拭った。

こんなに涙を流して、本当にシンは純粋だと心底思った。
私とは大違いだ...

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