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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第17章 見えない瞳


「・・・」

リヴァイはなんと返そうか迷っていた。
これ以上何も聞かない方がいいような予感がなぜかしていた。

「...あら?何も聞かないの?」

アリアが可愛らしい顔でリヴァイの険しい顔を覗き込む。


「・・・別に...お前のお友達の話なんざ興味ねぇさ」

「いいえ、ある」


チッ、またこれかよ。
リヴァイは黒目だけを動かし自分の胸元にいるアリアを見下ろした。
もうこの女には本気で敵わない...
リヴァイはため息を吐く。

「・・・調査兵団のお友達でもできたのか?」

「えぇ。まだ2回しか会ってないけれど私の弟も随分懐いてるわ」

アリアはリヴァイの盛り上がった硬い胸筋を触りながら言った。

「私のブティックでドレスを購入していってくれたわ。私のおすすめのパープルのドレス。胸元にスパンコールがあしらってあって、背中が大きめに開いてるのよ。ウエストのところはイエローのラインが入っててね...試着させたらとっても似合ってた。絶対に一番大切な人の前で着てねって言っといたわ」

どこへ着てくのかしらね...と付け加え嬉しそうに笑うアリア。
リヴァイはドレスに詳しくないので目をつぶってアリアの説明を頭の中で一生懸命想像する。


「弟のことも気にかけてくれてて、目を治すためにいろいろ調べてくれてるみたいなんだけど...」

アリアはもうすでに諦めていると言いたいような顔で俯いた。
リヴァイがアリアの髪を撫でる。
フワッと薔薇の香りが漂った。

「俺はこの香りが好きだ」

「薔薇ならあちこちで咲いてるわよ。ただ...トゲがあるから気をつけることね」

そう言って艶かしい笑みを浮かべてリヴァイを強請る。

リヴァイは突然グルっと身体を回転させアリアを組み敷いた。
両腕をリヴァイに掴まれ見下ろされるアリアはクスッと笑って無抵抗だ。

「お前にはトゲがねぇじゃねぇか」

そう言ってリヴァイはアリアにキスを落とした。
舌が絡まり次第に激しさを増していく。

「私にだってあるわ...」

アリアのつぶやきは犯されていく口の中で掻き消された。
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