Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第15章 無の世界■
「いつまでそういった感情に振り回されているおつもりですか?」
この女は分かっていたのだ。
リヴァイの頭の中にはいつもルーナがいるのだということを。
「しつこすぎるのは、果たして私だけでしょうか?」
そして
今日のような日が来るということを。
リヴァイは椅子に座って背もたれに肩を置いたまま、まっすぐとサラを見た。
サラは真剣な瞳で、しかし口角を上げてジッとリヴァイを見つめている。
俺にだって分かってたさ...
いつかルーナに恋人ができて、俺の存在なんか忘れていくことくらい...
「・・・随分と生意気な口を効くんだな。いいだろう。そこへ横になれ」
そこだ。とリヴァイはソファーを顎でさした。
サラはゆっくりとソファーに横になった。
リヴァイがサラに馬乗りになり、頬を撫でた。
そのまま耳を触り、首筋に手を滑らせる。
「んんっ...」
サラが眉をひそめ顔を歪めた。
リヴァイはサラの服のボタンを外していき、ベルトを1本1本外していった。
あっという間に下着姿になったサラは顔を火照らせながら強請るような瞳でリヴァイを真っ直ぐ見つめてくる。
リヴァイはそんなサラの体を冷徹な目で見下ろしながら、自分の服に手をかけ、クラバットを取りゆっくりボタンを外し始めた。
なんて冷たい目だろうか...まるで全てを失ったかのような色のない目だ。
けれど、どこか寂しく悲しそうな目だ。
サラはそう思った。
「逃げるなら今だぞ」
「逃げませんよ。私を好きにしてください。ルーナさんだと思ってくれてもいいですから」
「あ?馬鹿言え。俺は今からサラお前を抱くんだ」
そう言ってサラの下着を一気に剥がすと、胸を揉みしだきながら噛み付くような乱暴なキスをした。
「んんっ!んぁ...む...ん...」
舌が絡みとられたかと思えば思いきり吸われ、酸素を吸う暇さえ与えられない。されるがままにサラの口内は犯されていく。
胸を乱暴に揉まれたかと思えば、触れるか触れないかのソフトなタッチになったり、完全に弄ばれている胸の飾りはピクンとそそり立っていた。
それをリヴァイがすかさず甘噛みし、舌の先で転がした。
「あぁっ!へい...ちょぉ...んぁあっ」
「おい静かにしろ!」
そう言うやいなや、リヴァイの手がサラの口を塞いだ。
「ーっ!んんん!」