• テキストサイズ

Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第15章 無の世界■


その時、

ガタタッ

勢いよく扉が開き、血相を変えて入ってきたのはナナバだった。


「お、い.....お前ら、なに、やってんだ」



ルーナの握っているものに気づき、目を見開いた。
・・・これをリヴァイに突きつけてるってのか?
ただの痴話喧嘩とは思えないナナバは声を荒らげた。

「おい!説明しろ2人とも!部屋が騒がしいと部下に言われて来てみれば...なんだこの状況は!」


ルーナは固まったまま動かない。
リヴァイは斜め下に顔を向けたままで表情も分からない。


「ルーナ...それをこっちへ渡すんだ。」


ナナバはルーナの握るナイフをゆっくりと引き抜いた。
それと同時にルーナが前かがみに崩れ落ちた。

力も意思もない、まるで本当に人形のようだ。

「ルーナ!?」

ナナバは急いでルーナを支えた。


カチンッッ...


ナイフが床に落ちる音がとてつもなく大きく感じる。


ナナバはルーナを抱き抱え、リヴァイを一瞥すると、何も言わずに部屋を出ていった。

/ 1213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp