Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第13章 男女■
「どうしようもないくらい好きだよリヴァイ...私だけの男でいてほしい...」
「あぁ。俺はお前だけの男だし、お前も俺だけの女だ」
リヴァイはルーナの後頭部に手を滑らせ、唇を押し付けた。
どちらともなく舌が割り込んでくる。
長く湯に使っていたせいか、舌までとても熱くなっていて絡み合うそれは口内でトロトロと唾液を混ぜていった。
「ん...んん...はぁ...はぁぁ」
顔を離すと2人の吐息がかかり、お互いの顔が長風呂のせいか照れのせいか、ほんのり赤くなり、蒸気を上げていた。
「ルーナ...ありがとう」
自然と出た心からの言葉だった。
「俺がお前に惹かれ、お前をこんなに愛した理由がわかった気がする」
俺のことをただの一人の男として、自分だけのものでいてほしいと。
これ以上の言葉を貰ったことがあっただろうか。否、ない。
今まで生きてきて、1番嬉しい言葉だった。
そしてルーナが俺を見る目は今まで見てきた誰の目よりもしっかり真っ直ぐと俺自身を見つめていた。
そう、あの地下で初めて目が合った時から。
ルーナの目は、他が向けてくる目とは違った。
その後、深く関わるようになってからも、俺を見る目は、俺にする態度は、いつもいつでも俺を1人の人間として、1人の男として、扱ってくれた。
今まで誰よりも純粋に、素直に、真っ直ぐに、
俺を支えてくれた。俺を見ていてくれた。
その身に俺が傷をつけた時でさえ……
だからいつの間にか惹かれていたんだ。
今までの人生で見つけた、たった1人の存在だったから。
こんなにどうしようもなく愛しいルーナという一人の女に俺は誓う。
「俺は...兵士としてじゃなく一人の男として、最期までお前を守る。」
「リヴァイ、私も一人の女としてあなたの重荷をずっと一緒に背負っていくよ、だから...」
「俺だけの」「私だけの」
「「女で」「男で」いてほしい」