Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第13章 男女■
「ルーナ・スカンロン、教官の任務を終え只今戻りました!」
エルヴィンはルーナが敬礼し部屋に入るやいなや、立ち上がり、ルーナを強く抱き締めた。
「ちょ、ちょっとエルヴィン大袈裟だなぁ」
「あっ、すまん、つい...な」
そう言ってエルヴィンはルーナから離れると、
「お帰り、ルーナ。やはりお前がいないと仕事がはかどらん」
そう言って机に目をやった。
そこには確かにあらゆる書類や封筒が山積みで、エルヴィンをよく見ると、目には黒いクマをつけていた。
ルーナは苦笑いしながら「はぁ〜」とわざとらしくため息をついた。
「あなたの仕事手伝う前にとりあえず皆に会ってきたいんだけど?」
「あぁ、構わないよ。でもできるだけ早く戻ってきてくれよ、なにしろ...」
「仕事が山積みね、はいはい。」
そう言いながらすぐにルーナは団長室を出ていってしまった。
「あ・・・そういえば伝え忘れたな。
まだ誰もルーナが戻ることは知らないということを。」
エルヴィンは1人静かに呟いた。