Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第13章 男女■
ルーナが訓練兵団を離れる前夜、104期訓練兵たちはそれぞれルーナに別れの言葉を述べた。
中には泣いている者もいたり、プレゼントをくれる者までいた。
「みんな・・・ありがとう!!」
たくさんの花束や手紙、プレゼントを抱え、ルーナは皆をグルっと見回した。
「予定より早い戻りになっちゃったけど、104期の皆に出会えて本当によかったです。一緒に過ごせて楽しかった。私なんかと仲良くしてくれてありがとう。」
ルーナは寂しさを堪えながら精一杯の笑顔で言った。
「ルーナさん、壁外調査、お気をつけて。」
「リヴァイ兵長とお幸せに!」
「また兵長さん連れて見学に来てくださいよ!」
ルーナは顔を火照らせて笑った。
「調査兵団に入ったら、私ともリヴァイ兵長ともいつでも会えるよ」
その言葉にやはり調査兵団に入ることを躊躇しているほとんどの者たちの視線が泳いだ。
「俺はまたお会いできることを励みに頑張ります!」
エレンが強く言い放った。
自分がこの子たちに教えられることは全て教えたつもりだ。
教えた緊急医療技術も、ほとんどの子がほぼできるようになっている。
思い残すことはもうない。
きっと、ほとんどの子が調査兵団は選ばないだろう。
けれど、ほかの兵団に行ってもどうかこの子たちの人生が永く幸せでありますように。