Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第12章 104期訓練兵
「なんだ、お前ら。勢揃いで。」
執務中のリヴァイの前に現れた4人に訝しげに顔を上げた。
「あ、あの、リヴァイ兵長、こちらをっ!お納めください!」
そう言ってペトラが封筒を差し出してきた。
「・・・ん?」
「俺たちの...その...日頃の感謝を込めて、兵長へのお気持ちです」
エルドがお辞儀をすると全員それにならって頭を下げた。
「…なに?」
お気持ち…だと?
そんなもの正直いらないんだが。
「お前ら、とりあえず顔を上げろ」
言っても聞かないので、仕方なくリヴァイは封筒を受け取り、そっと中を取り出した。
「!?!?...これは?」
「・・・あれ?お分かりになりませんか?かなり似ていらっしゃるというか...そのまんまに俺たちには見えるのですが..」
目を見開いて絵を凝視しているリヴァイに、オルオは不安げに言った。
「いや...そりゃわかるが...」
そこに描かれているあまりにも美しいルーナに目を離せなくなってしまった。
「実はもう1枚あるのですが、そちらはいつか目にされることになると思いま..」
「お前ら・・・ありがとう」
グンタが言い終わらないうちにリヴァイは立ち上がり4人に深く頭を下げた。
「へ、兵長!頭を上げてください!」
「やめてください兵長!頭を下げるのは俺たちです!」
「そそそうですよ!自分たちはこんなことしかできなくて」
「俺らは一生兵長について行くっす!」
口々に言う部下たちの気持ちに、リヴァイは言葉では言い表せないほどの感動と少しばかりの恥ずかしさを噛み締めていた。