Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第12章 104期訓練兵
「い...いいか、お前ら...開けるぞ...」
皆が息を飲む音が聞こえる。
2人が持ち帰った封筒を、エルドは震える手でゆっくりと開け、中身を取り出した。
「!!!!」
4人は言葉を失い、目を見開いたまま固まってしまった。
1枚目は、ルーナが宙から降り立つように浮かび、左手を伸ばしている。まるで美しい天使そのものだった。
2枚目は、リヴァイが右手を伸ばし1枚目のルーナを向かい入れるような姿勢で描かれていた。
2つの絵を合わせると、しっかりと2人の視線が合うように、そして手を取り合うように描かれている。
どちらの背景にも美しい色の羽が舞っており、ルーナもリヴァイも幸せそうな優しい微笑みを浮かべていた。
その絵を見て、4人はあまりの素晴らしさに感激の涙を流してしまった。
そして、2人が恋人同士だとは伝えていなかったのにそれをお見通しな画家にも驚きを隠せなかった。