Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第12章 104期訓練兵
「もちろん調査兵団に入ることを強制してるわけじゃないし、憲兵団だろうと駐屯兵団だろうと、皆の好きにしたらいい。皆の人生だから。
でも私は調査兵団に入ったことを後悔したことなんて一度もない。これからも。調査兵団は人類を守るため、人類の勝利のため、自由の翼で羽ばたき続ける」
周りの表情が変わり、ふとエレンを見ると、希望を見るような輝いた目でルーナに言った。
「ルーナさん、俺は絶対に調査兵団に入りますよ」
「...エレン!ありがとう。待ってるよ!」
ルーナはエレンに手を差し出し、強く握り合った。
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ルーナは自室に戻り、リヴァイとお揃いのティーカップに紅茶を注いだ。
紅茶の波紋には悲しそうに歪んだ自分の顔が映っている。
「リヴァイに会いたい...今頃何してるかな...」
そう呟きながら紅茶を啜った。
あっという間にもう半年以上たってしまったのだ。
まさかこんなに多忙で会いに行く暇もないとは思っていなかった。
きっとリヴァイも忙しいだろうなぁ...
エルヴィンは私がいなくて執務作業大丈夫かな...
ハンジたちは元気かな...
みんなに会いたい。
皆の顔を思い浮かべてはなんとも言えない息苦しさを感じた。