Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第2章 潔癖
「兄貴ぃ...ファーラン...」
嬉しそうに目を輝かせて起き上がろうとするイザベルに、
「おっと、ダメだよまだ寝てて」
ルーナは急いで彼女の肩に手を置いた。
「だらしねーなぁーお前はー。はぁー。」
「うるっせぇなぁもう!」
わざとらしく溜息をつくファーランにイザベルはむくれて言い返す。
「ありがとう、ルーナ。」
リヴァイがルーナに礼を述べた。
(相変わらずのその目つきで言われるとちょっと怖いんだけどね)
と内心思いながら、ニッコリ笑う。
「ううん。3人は本当によく頑張ってると思うよ。むしろ今まで怪我ひとつ無かったことが驚きだよ。でも無理はしないでね。今のあなたたちを見てると、もう教えてあげられることってそんなにないから...」
「それにしてもあんたすごいなぁ。あんなに素早く怪我の治療できちまうなんて」
ファーランは驚いた顔で言う。
「そうだよ!俺も驚いたっ!ファーランが昔、鳥の治療してくれたんだけど、その時よりすごかったぜ!なぁ?!」
イザベルが感嘆の声を上げると、イラッとした顔のファーランがイザベルの頭を掴んだ。