Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第12章 104期訓練兵
しかしそれが自分にはできないであろうことはわかっていた。
いつ死ぬかも分からない調査兵で、いつ死ぬかも分からない恋人。
いつか、どちらかが先に死に、どちらかがより悲しむことになるだろう。
自分が先に死にたい。
そうすれば自分は悲しまなくて済む。
しかしそうなればリヴァイが悲しむことになる。
彼を悲しませたくはない。
どちらかを選べるとしたら...
やっぱり私は自分が先に死ぬほうを選ぶだろう。
自分勝手だということは分かっている。
でもリヴァイを失ったらその先生きてはいけないと本気でルーナは思った。
リヴァイはどちらを選ぶだろう?
どうか...リヴァイが生きる方を選んでほしい。
自分の命に変えても...リヴァイには生き延びてほしい。
そして...私の死を看取ってほしい。