Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第11章 しばしの別れ
瞬く間にテーブルの上は物でいっぱいになった。
茶葉の入った色々な柄の缶がズラッと並べられ、高級そうな箱などが積み上げられた。
リヴァイは一つ一つ手に取って眺めていく。
「お嬢さん、そこにある箱開けてみてください」
そう言われ、ルーナは箱を一つ手に取り丁寧に開けると、とても美しい柄のティーカップを取り出した。
「すごいっ!綺麗!」
ルーナが目を輝かせると、店主がニコニコ笑いながら
「そうでしょう?!兵長さんが前からティーカップを御所望だったのでいろいろ取り寄せておいたのですよ。きちんと2つずつ入っていますから、ね。」
と言って満足気にリヴァイを見た。
「チッ、余計なことを」
とリヴァイが小さく言った。
・・・お揃いのティーカップってこと?
ルーナは嬉しくなって次々と箱の中身を確認しだした。
どれもとても美しい柄で女心をときめかせた。
「ルーナ、どれがいい」
ルーナは正直とても迷ったが、最初に手にしたティーカップを手に取った。