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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第11章 しばしの別れ


次の日、荷造りをある程度終えるとリヴァイと半日非番をもらい、出掛けることにした。


エルヴィンに許可を取りに行くと、文句一つ言わずに許可を出してくれた。
やはり彼なりに、リヴァイとルーナに対して自責の念を感じているのだろう。


ルーナはリヴァイと各々の愛馬の元へ行くと、あることを思い出した。


ルーナの愛馬リルとリヴァイの愛馬ウルフは非常に仲が悪いのだ。

今までもあまり近付けないようにしていたのだが、今日ばかりはそういうわけに行かない。
ほかの馬を借りるかリルの前で悩んでいたところ、リヴァイがウルフを連れてやってきた。

ルーナが急いで止めようとすると、不思議なことに2頭は擦り寄り仲睦まじく尻尾を振っている。


「なんだ問題ねぇじゃねぇか」

「えっ?!なんで?!仲良くなってる!!」


あんなに今まで暴れて喧嘩ばかりしている2頭だったのに信じられない光景に一瞬馬を間違えたのかと思ったほどだ。
ルーナは驚きを隠せなかった。


「なにはともあれこれで馬を出せるな」

リヴァイはそう言い馬に跨り手綱を握った。




ルーナとリヴァイは横に馬を付けて走らせることができた。
ほど良い温度の風が顔をすり抜け気持ちがいいと心底思い顔を綻ばせる。


ルーナは街で買い物をしようと思ったのだ。
2人は兵服姿でそのまま来てしまったので随分と目立っていた。

通り過ぎる人たちがこちらを振り返ったり遠くからでもジロジロと見られているのが分かる。
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