Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第11章 しばしの別れ
「ルーナは実績もあるし指導力もある。指導力に関してはお前もよく分かるだろうリヴァイ」
「...あぁ」
リヴァイは自分が初めて調査兵団へ来た時、自分とイザベルとファーランの3人を一から全て指導してくれたことを思い出した。
「そしてルーナほど緊急の医療技術に長けている者はこの兵団にはいない。そのへんも含め、しっかり新兵に叩き込んできてほしいのだ。今後の新たな兵士たちの未来のために。」
全員押し黙ってしまった。
ルーナは俯いていて表情が見えない。
「それにルーナは立体機動だけでなく対人格闘術も見事だ。先日の光景を見ていた君たちには分かるだろう」
「・・・どのくらいの期間?」
ルーナがようやく口を開く。
「今期の新兵が卒業するまでの約2年だ」
「!!!」
全員が驚いてルーナに視線を移した。