Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第10章 勝負■
訓練場でナイフの形をした木刃を持ちながら全員が向かい合った。
「ね、ねぇ本当にやるの?」
ルーナが不安そうな声を出す。
ハンジが口を開いた。
「そうだなー。闇雲にみんなでやり合うのも危ない。とりあえず1対1で勝負していこうか。組み合わせは...」
「そんなもの必要ない」
リヴァイが口を開いた。
「え???」
全員が声を揃えてリヴァイを見た。
「俺は1人でじゅうぶんだ。お前ら4人ともかかってこい」
「・・・」
ルーナ、ハンジ、ナナバ、ミケの4人は黙ってお互い顔を見合わせる。
「ほらどうした。どこからでもかかってこい。」
木刃をくるくる回しながらリヴァイが4人を前に立っている。
「ちょ、ちょっと待って。作戦会議!」
そう言ってハンジは3人を集めてなにやらこそこそ喋りだした。