Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第10章 勝負■
するとハンジは何か閃いた顔をして立ち上がった。
「よしっ!じゃあ皆でやろうっ!」
「あ?」
リヴァイはハンジを睨み上げた。
「リヴァイもルーナと訓練したいんだろっ!なぁ?!」
ニタニタ笑いながら腰に手を当てて言うハンジ。
「おっそれはいいそうするか」
ナナバはハンジに同調するように言うとリヴァイに視線を移し口角を上げた。
リヴァイは宣戦布告をされたような気分になり、
こいつを叩きのめす良い機会だとばかりに口を開いた。
「いいだろう。なら全員で勝負だ」
「ええ?!」
顔を不安で滲ませるルーナの声も聞かずにハンジが声を上げた。
「よっし!そうと決まればさっそく行くよ!ほらミケも!立て!」
「え?俺も?」
ミケはまさか自分が含まれているとは思いもせず、顔を歪ませた。
そしてナナバと睨み合っているリヴァイを見ながら
「こいつとやるのだけは勘弁だぞ...」
と小さく呟いた。