Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第10章 勝負■
しばらくしてからルーナが目を覚ました。
「あれ?...?!リヴァイ?なんで??え??」
状況が分かっていないルーナに、リヴァイは説明する。
「そっか。ナナバが...後でお礼言っとかなくちゃ...」
「・・・お前は今日はここで寝ろ。相当疲れてたんだろ」
ナナバとのやり取りは今は伏せておく。
「う...ん...エルヴィンの補佐官なんて今までやってきたこととそう変わらないのになぁ〜量が増えただけでこのザマか。やること多くてほとんど眠れてなかったんだよね。脳が冴えちゃってさ...ハハ」
「とにかくお前は寝てろ。今紅茶入れてきてやるから。」
そう言いながら、ナナバが机に置いていった茶葉を手に取った。
「あ!そう、それをリヴァイに入れてあげようと思ってたの!あ〜でもリヴァイが入れた方が美味しいもんね」
そう苦笑いするルーナの頭をくしゃくしゃっと撫で、茶葉を手に部屋を出た。
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ダンッッ!!!
すごい勢いで部屋に入ってきたリヴァイに、エルヴィンは見ていた書類から顔を上げた。
「相変わらずノックもなしに突然だな。どうした」
「どうした...だと?てめぇ、ルーナに無茶させてんじゃねぇよ」
ダンッと机に手を置きエルヴィンを睨みつけるリヴァイ。
「ん...そのつもりはなかったが。ルーナが倒れたのなら無茶させてしまっていたのかもしれんな。以後気をつけよう。話はそれだけか?」