• テキストサイズ

Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第63章 Moon【番外編】


夕食を食べながら、先程のことについて話をする。

「もういいじゃねぇか。とっくにバレバレなんだ。今更隠す必要はない。」

「いや、私は良くてもリヴァイが困るでしょ!」

「あ?なぜだ」

「な、なぜって!…女の子のファンが多いからに決まってるでしょ」

全く、そんなことも分からないのかという顔をして言うが、リヴァイは本気でどうでもいいと思っているらしい。

「んなことより、いつになったら越してくるんだここへ」

「・・・」

その言葉には返答に困ってしまう。
こちらと自国を行き来して仕事をするか、もしくは仕事を辞めるか…

黙り込んでいると、真剣な目をしたリヴァイの低い声が出る。

「いつ結婚するんだという意味だぞ。」

ルーナは目を見開いた。

「……い、いいの?」

「あ?何を言ってる。当たり前だろ」

「でもっ…今のリヴァイたちはその…あまりにも…」

全盛期というかなんというか…
とにかくこの絶頂期を邪魔することになってしまわないか不安だ。

その思いを察するように、リヴァイは柔らかく言った。

「なぁ…俺らはもういい加減、自分たちのために生きたって許されるはずだ。」

その言葉は、ルーナの強ばった心を溶かした。

何年間、そうではない日々を過ごしたことか…
思い返せば、私たちの生きていたあの世界軸は、本当に異常だった。
/ 1213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp