Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第63章 Moon【番外編】
「そういえば今日、モブリットの車で通った〇〇駅前の看板までお前に変わってた。あそこは俺らが半年も占拠してたってのに。」
少し悔しそうなリヴァイにルーナはたまらず噴き出す。
「ふははっ!この世界でも、リヴァイには負けてらんないよっ」
「相変わらず負けず嫌いだなお前は…」
「リヴァイだって!…それよりずっと聞きたかったんだけど、リヴァイたちのあの歌なに?跪け豚共がっ…て…」
ルーナはくすくす笑いながら言った。
するとリヴァイは腕を組んでふっと鼻を鳴らした。
「昔の血が騒ぐんだよ…やたらな。」
あぁ…と思ってしまった。
確かにあのころ、リヴァイは気に食わない連中のことは全て豚呼ばわりしていたっけな…
「そんなことより早く抱かせろ。
常にお前が足りなくてしょうがない…」
リヴァイは突然立ち上がったかと思えばすぐさまルーナを抱えあげ、寝室に向かった。
あっという間にベッドにおろされ、覆いかぶさってくる。
色欲を含んだその熱い眼光は、どこか切なげに揺れている。
「私だって…足りてないよ……」
むしろいくら肌を重ねたって、求めたりないだろう。
体の髄まで感じたい。互いだけを。
「愛してる、リヴァイ…」
「ルーナ…愛してる…
お前を壊すほど抱き潰したい」
「…うん。来て…」
熱い唇が重なった。
それはすぐに獰猛になり、互いに愛を与え、求め、激しく身も心も繋げた。
何度も互いの名を呼び合い、何度も愛を囁いた。
あの頃と同じように。
全ての誓いを刻んでいくように。