Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第9章 シガンシナ区墜落■
そしてなぜか、リヴァイ1人 VS 4人
という謎の腕相撲が始まってしまった。
ルーナは、無言で睨み合っている5人にただオロオロとしていた。
リヴァイの手をナナバが握り、その上からハンジ、ミケ、エルヴィンが手を添えるという構図ができあがった。
「これで俺も手加減せずに済むな。全員でかかってこい」
リヴァイが言うと、ナナバが好戦的な目でニヤリと笑いながら言った。
「臨むところだ!」
ハンジ「ね、ねぇいくらリヴァイでもこれじゃうちらが勝っちゃうんじゃない?」
エルヴィン「いや、相手はリヴァイだぞ。我々全員の力を持ってしても恐らく手強いだろう」
ミケ「...なんで俺まで?」
レディーゴー!!!
ナナバの合図とともに腕相撲が始まった。
んんんんんんんん!!!!
皆の呻き声が響く。
ルーナは息を飲んでジッと見つめた。
どちらも腕が全く動かずいい勝負と言ったところだ。
さすがのリヴァイでも、このメンバーとこの数だとなかなか思うように行かないのだろうか。
少し顔が歪んでいる。
というかそれ以前に……
リヴァイがたった1人で相手ができていることが凄すぎる。
たしかに元々何もかも人間離れしているが……
これで勝ったらますますリヴァイの強さの謎が深まるばかりだ。
ハンジも昔、本気でリヴァイの体を実験したいと言っていて、必死に止めたことを思い出した。