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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第63章 Moon【番外編】


リヴァイは今日も、ハンジとミケと共にマネージャーのモブリットの車に乗っていた。

「ねーねーモブリット〜
ちょっとコンビニ寄っていいかい?」

「はいぃ?!食べ物も飲み物もそこにたくさんあるでしょう?!今急いでるんですよっ!なにしろ先程の渋滞で次の現場への到着予定時刻が大幅にずれ」

「違うんだよモブリット、私は今ね、非常〜に欲しているものがあるんだ!今日発売の○○コミックス4号!これに私の好きなきょ…」

「あー俺も欲しいものがあるな、今日発売の○○雑誌と数量限定の○○チキンチーズ入り。」

ハンジの次にミケまでそう言い出したので、モブリットは仕方なくコンビニに車を駐車した。

「くれぐれも早くしてくださいねー?!
なにせその格好ではバレる可能性もなきにしもあら」

「大丈夫大丈夫〜!ちゃ〜んとサングラスもかけるしマスクもするよっ!」

スーツ姿にサングラスにマスク…
あまりにも不審者極まりないその姿にかなり不安になりながら見送るモブリット。

「おい待てクソメガネ。紅茶を頼む。ホットだぞ」

「ほいほい分かっていますよっ」

はぁ…もう…大丈夫かなぁ〜などとため息を吐いているモブリットと、ボーッと外を眺めて黙りこくっているリヴァイの車内の中で、聞き覚えのある歌が流れてきた。


〜♪

リヴァイは目を見開いた。

「…おい、今何を聴いてる?」

「えっ。あぁ、これラジオですよ」


流れてくる曲は、間違いなくあの時代にあいつがしょっちゅう歌っていた…あれだ…

「おい、もっと音量上げろ」

「あ、はい」

〜♪

間違いねぇ…
しかもこの美しく甘美な歌声は…

ル…


キャァアアアァァアア!!!!!

「ええぇっ?!うわぁ!もおおお〜」

突然何かと思えば、コンビニにいた客たちにワーキャー騒がれているハンジとミケだった。

「チッ。あいつら…」

2人は焦ったように車内に乗り込み、モブリットは急いで車を走らせた。
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