Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第61章 心臓を捧げよ
ジークは空を見上げた。
"キャッチボール、私もしたことあるよ。その日は天気が良くて、澄みきった空を見上げただけで、とても心地よかった。"
彼女が言っていた言葉を思い起こさせるほど、
とても澄み切っているスカイブルー。
「…いい天気じゃないか……
もっと早くそう思ってたら…」
"天気が良いなんて、そんなどうでもいいような事でも…それに気づけるような瞬間が、本当は一番大切なことなんじゃないかって、思うの。"
君の言う通りだったね…
こんなに清々しい気分になれるなんてな…
でも……
「…いっぱい殺しといて俺も虫が良すぎるよな……」
そう呟いた瞬間、
シュパンッッー……
リヴァイによって、一瞬で首を跳ねられた。
長かった…本当に長かった…
エルヴィン…
お前の最期の命令を今
俺はようやく果たした。
見てくれているか?
ハンジたちと。
地ならしは止まった。