Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第9章 シガンシナ区墜落■
「おいクソメガネ!そこをどけ!」
「な、なんだよリヴァイ!今大事な話をしてるんだ!」
「どうせてめぇのクソつまんねぇ巨人話だろ、いいからどけ!」
そう言ってリヴァイはハンジに掴みかかった。
そこへちょうどミケとナナバが顔を出した。
「なになに賑やかだな〜!よぉルーナ!元気かー?」
ナナバはそう言うやいなやルーナに抱きつこうとした。
リヴァイはハンジを掴んでいた手を離し今度はナナバを掴む。
「んん!なんだよリヴァイ!」
「てめぇはいつもなんなんだ。ルーナに近寄るな」
「はぁあ?!なんだって?!」
ハンジは「あーまた始まっちゃった」とやれやれと言った顔で呟くと、またルーナに向き直り、
「でね!さっきの続きなんだけど」
とまた巨人の話をしはじめた。
ミケは「なんなんだよこいつらー」と言いながら出ていってしまった。
「てめぇがルーナを見る目は変態なんだよ」
「なんだと!?お前こそこの手を離せよ!変態!」
そう言いながら掴みあったり押し飛ばしたりの喧嘩が始まった。
「イケメンだかなんだか知らんが図に乗るな」
「はぁあ??それは私の勝手だろう!
なんであんたがとやかく言うんだ。」
「お前にはちゃんとした躾が必要みてぇだからな」
「はっ、何様のつもりなんだよ全く。
チビのくせにあんたこそ図に乗るなよ」
「なんだとナナバてめぇ…
相変わらずたいした度胸なんだな」
声が出ないルーナは止めることも出来ず焦った顔でオロオロするしか無かった。
しかし隣で尚も楽しそうに巨人について語っているハンジに、
「ちょっとルーナ聞いてる?」
と言って引き戻されてしまう。