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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第9章 シガンシナ区墜落■


リヴァイは毎日時間を見つけてはルーナのそばに居てくれた。

あれからもう3週間もたってしまったのだ。




リヴァイはルーナに会いに来ると、何を話すわけでもなく、ただルーナの髪を撫でたり抱きしめたり、キスをしてくれた。

たまに、筆談でお喋りをすることもある。

今日一日のことについて、
リヴァイの愚痴やら文句やらを聞いてそれについてのお喋りが大半だが、ルーナにとっては一日の中で1番の楽しみだった。

一人でいても、本を読んだりするだけだ。

自分という人間が、もう要らないのだと神様から言われているようで、ただ哀しかった。


そんなルーナの気持ちをくんでか、
皆よくお喋りに来てくれる。

リヴァイがいてもお構いなしに。


夜は、リヴァイがたまにそのままルーナのベッドで寝てしまうこともあった。

そんなときは、リヴァイの寝顔が可愛くてつい顔が綻んでしまうし、リヴァイが不貞腐れそうなことをたくさん言いたくなる。

そしてなにより、名前を呼びたい。

早く、リヴァイってただ呼びたい。


声が出たら何を話そうと、空を見上げてボーッと考えていたら、ノックの音が聞こえた。


振り返るとハンジが「ルーナ!調子はどーおー?!」と言いながらルーナの肩に手を置いた。

それからルーナをベッドに座らせて、巨人の話をし始めた。
こうなるととにかく長い。
誰かが止めに来てくれるまで永遠と続くことになる。

ルーナは苦笑いして頷きながら、心の中で「誰か来て!」と願っていた。


すると、ノックなしに扉が開き、リヴァイが入ってきた。


「リヴァイ!助かった!」心の中でルーナは声を上げた。



リヴァイはハンジに気付き、みるみるうちにとてつもなく睨みを効かせた顔になった。
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