Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第61章 心臓を捧げよ
エレンが出した大量の巨人たち、
過去の9つの巨人たちとの戦闘は凄まじかった。
ルーナは圧倒的な俊敏さと強さで
何度も皆を庇ったが、さすがに徐々にボロボロになっていた。
「はぁ…はぁ…っう゛…っ…」
「「ルーナさんっ!!!」」
「大丈夫っ…!
私のことは気にしない、でっ…!」
なんとか攻撃を避けながら、
一人一人にひたすら視線を走らせ、
庇うことだけに尽力していた。
今までの10数年間、何度もこうして過去の仲間たちに救われてきたんだ。
ハンジもやり遂げた。
私があの時した覚悟は、
この覚悟だった。
だから最期まで…
やりとげる!
たとえ死んでも。
途中でアルミンが飲み込まれた。
ユミルの道の中で、ジークとアルミンが出会う。
「種を存続させることが、君にとって、そんなに大事なことなのか?今起きていることは、恐怖に支配された生命の惨状と言える。全く無意味な生命活動がもたらした恐怖のな…」
「仲間が戦ってるんです!!
今ならまだ多くの人々を恐怖から救えるから!!
恐怖と闘っているんです!!!」
「…なぜ負けちゃダメなんだ?
生きているということは…いずれ死ぬということだろ?」
「・・・」
「…案外、事切れる前はほっとするのかもな。
なんの意味があるのかもわからず、ただ増えるためだけに…踊らされる日々を終えて…
これで自由になったって……」