• テキストサイズ

Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第61章 心臓を捧げよ


「っ?!フロック!!!!」


ルーナはすぐさま駆け寄り、上半身を抱き起こした。


「…ここまで…追いかけてきたんだね……」


「なぜ……ですか…ルーナさ……」



ルーナは奥歯を噛み締め、ギュッと抱きしめた。



「ごめん…ごめん……ごめん…」




「島の…みんなが…殺される…
俺…たちの…悪魔…それだけ…が……希望…」



ルーナは必死に頷いた。

血まみれの彼はもう息が無くなりそうだ。


彼の耳元で静かに言った。



「ありがとう…今まで本当に、あなたに助けられた。それに、あなたとの時間は楽しかった。もうゆっくり休んでね。あとは私に任せて、フロック。」


フロックが息を飲んだのがわかった。




「フロック、ありがとう…ありがとう…
大好きだった。あなたのことが…」


「ルー…ナさ……」



フロック・フォルスターは息を引き取った。
/ 1213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp