Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第9章 シガンシナ区墜落■
ドドドドドドドドドドドド
ガタンッッッ
騒がしい音がし、ノックもなしに勢いよく扉が開いたかと思えば、今にも倒れそうなほど真っ青な兵士が唇をわなわな震わせていた。
「ルーナさん!!た、たた大変です!!!ウォールマリアが!きょきょ巨人によって...はは破壊されましたああああ!!!!」
「・・・なん...ですって?」
ルーナは一瞬なにをこの男が喋っているのか理解ができなかった。
「シガンシナ区に巨人が押し寄せています!!!」
「ルーナさん!ご指示を!」
違う兵士たちが後ろから来て次々に叫んだ。
ルーナは一生懸命思考を巡らせた。
ウォールマリアが?破壊?しかも巨人によって?
その巨人はなんなの?壁よりも大きいということは...50m以上?
どういうこと?一体何が起きたの?
しかもよりによってエルヴィンもリヴァイも今は壁外調査に出ている。
今指示を出せるのは私しかいない...
体の震えを抑えるように深く深呼吸してなんとか呼吸を落ち着かせると、立ち上がった。