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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第54章 幸福の香水


「っー!リヴァイ!!」

部屋に入るや否や、凄い勢いでルーナが飛びついてきた。
リヴァイは目を見開いてからその体をきつく抱き締めた。

「リヴァイっ、あのっ」

「待て。言うな。」

「え…?」


リヴァイはルーナの体をゆっくり引き剥がすと、目を丸くしているその潤んだ瞳を見つめた。
頬に指を滑らせながら真剣な表情で口を開く。

「ルーナ…すまなかった。」

「っ……」

先に謝られてしまった。
ルーナはリヴァイのその手を掴んで眉をひそめた。

「私から…先に言おうと思っていたのに…」

「男の俺から先に言わせろよ」

「…そのセリフはプロポーズの時に聞いたよ…とにかく私の方こそ…ごめんなさい…」

どちらともなく吸い寄せられるように唇を押し付ける。
角度を変えて侵入してくる互いの舌を受け止め合う。

いい大人なんだからとか自分で言っておきながらも、ルーナは待っている間ずっと気が気じゃなかった。
不安で不安で仕方なかった。
だからずっと部屋でルシファーと遊んでいた。

濃厚なキスを続ける2人の足元に擦り寄ってくるルシファー。
その感触に気がついたのか、突然リヴァイが唇を離し、足元に視線を落とした。

「っっ!おっおい!なぜここにこいつがいる!」

一瞬で驚きの表情に変えて後ずさるリヴァイにルーナは笑った。

「はは…リヴァイを待ってる間に遊んでたんだよ」

「な!?」

ルシファーはリヴァイの足に気持ちよさそうにいつまでもまとわりついている。

「ふふ…可愛いね」

「はぁ…くそ…」

リヴァイはルシファーから逃れるようにして歩き回りながら服を脱ぎ始めた。

「ねぇ、それよりリヴァイ…ものすごく香水臭いけど…」

ルーナが悲しそうな顔で見つめている。
リヴァイはひとまず上半身裸になると、ルシファーのことはお構い無しにルーナのもとへ行き、頭を引き寄せ胸に押し付けた。
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