Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第52章 新月■
ぐわんと身体が揺れた感覚がし、一気に現実に引き戻された。
顔を上げるとルーナがニヤリと口角を上げながらリヴァイの膝に跨っている。
眠ってしまっていた…
そう気がつく。
「もおお〜っ…」
ケラケラと笑うルーナの頬を虚ろな目をしたまま撫でる。
「人のこと言えないじゃーん」
確かに、渡航前にもこんなことがあった。
そのときは全く逆の立場で、自分が身体を念入りに洗っているところをルーナがひたすら湯船の中で待ち続け、そして眠りに落ちていた。
「悪ぃ。お前を可愛がってやらなきゃなのになぁっ」
「ひあぁっ!」
ギュッとその身を引き寄せ乳房を鷲掴みにしながら激しい口付けをする。
口内を貪り舌を絡ませこれでもかというほど濃厚な口付けを堪能する。
ゆっくりと乳房を揉みしだけばルーナのくぐもった喘ぎ声が口内に流れ込んできた。
「んん…は…ん……っ」
ずっと聞きたかった可愛らしい吐息。
これだけで己の中の情欲は一気に弾け飛ぶ。
次第にルーナが首に絡ませている腕に力が入り、1ミリの隙もないほど密着した身体は互いに火照り始める。
ルーナの中はもう濡れそぼっていて、リヴァイのものも硬くそそり勃っていることにはもうお互い気付いている。
激しい口付けをそのままに、リヴァイの手は乳房から徐々に下へと全身を愛撫していく。
そのたびにひくひくとルーナが震え、リヴァイの呼吸はますます苦しく荒くなっていく。
蜜壷へと指を差し入れると、ルーナがビクンと波打ち唇を離した。
目の前には色欲を纏った熱い視線を刺してくるリヴァイがいる。
眉を寄せ、懇願するように見つめてくるルーナに、口角が上がってきてしまう。
見つめあったままグイッと奥に指を忍び込ませる。
「はぁあっん!…あ…ちょと…っ」
はぁはぁと荒く息を吐きながらグリグリと中を弄ばれる指の刺激に必死に耐えるルーナが可愛くてしょうがない。
リヴァイはもう限界だった。
「立て」
突然強くそう言い放たれ、呼吸の整わないルーナは困惑する。
「は…は…はぁ?…」
「早くしろ」
鋭い目を細められ、ルーナはよろよろと立ち上がる。
リヴァイの顔の前に、自分の秘部を晒す状態となり僅かに顔を赤らめる。