皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第19章 溺愛 【ドンキホーテ・ドフラミンゴside】
ナツキは18歳で顔もかなり可愛い。スタイルはまともな飯を食べていなかったのか痩せている。
「あ、あのね…街に行きたいの…。」
ドフラミンゴ「フフフッ…あぁ、行くか。」
「ほんとに!?やった!」
可愛い。さっきまでのイライラはどこかへ消えた。他の奴らもだいたいわかっているらしく、俺の機嫌が悪い時はよくナツキを連れてくる。
でも1つ…気をつけなければならない事がある。
*
「はぁっ…はぁ…はぁ…っあ…やっ…ごめんなさいっ…!!ごめんなさいっ…!!」
手首と首を掴むこと。
鎖で繋がれていたことを思い出すのか、震えあがりその場にうずくまってしまう。ここに来たばかりの頃は夜中にもそれが起こった。
ドフラミンゴ「ナツキ。」
「…?何ー?」
ドフラミンゴ「はぐれると良くねぇから、手でも繋ぐか?」
「!…うん!」
手首ではなく手ならいい。そして一言声をかけた方が余計に良い。