• テキストサイズ

皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第15章 券 【青キジ(クザン)】


*


「はぁ…はぁ…。」

クザン「お嬢ちゃん、弱いね。頭が良いだけなの~?」

「!…」


女海兵なんてそういない。それでも私は悪い人を捕まえられるような海兵になりたかった。


「っ…ほっといて…ください…。」



夜、1人で訓練をしている道場で話しかけられた時は「なぜ大将が私なんかに…?」と思ったけれど、これは彼の気まぐれだったらしい。



クザン「あららぁ…いいねぇ、そういう強気な女の子、俺大好きよ?」

「っ…。」

クザン「ところでお嬢ちゃん、俺の書類整理してくれない?」

「……はい?」

クザン「俺さ、海賊取り締まるのは…まぁなんつーか、好きではないんだけど…書類整理するよりはマシだし…書類見てると眠くなっちゃうんだよね~。」

「…?」


言っていることが…理解できなかった。そもそも大将の目に入るような書類を、雑用しかやっていない私が見て良いものなのか……。


クザン「俺が上に話して個別の部屋も用意してもらうようにするし、必要なら俺が稽古つけてあげるよ~?」

「!…稽古……。」

クザン「どう?」

「…わ…わかりました…。」
/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp