皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第14章 猫さんは追いかけられたい 【ロブ・ルッチ】
カリファ「あんまりしつこいと、嫌われるわよ。」
「!?…」
とある休日。今日はすることもなかったため、カリファとお茶会をしていた。アイスバーグさんも出かけているらしく、カリファも暇で話をしていた。
「き…きら……われる…?」
カリファ「えぇ。男は追いかけたくなる生き物よ?」
「…で、でも…離れたくないぃ~!!」
カリファ「だから、ナツキには無理ね。」
「…で…出来るもん……やってやりますとも!!」
カリファ「!…ふふっ……何日もつかしら。」
*
その日からガレーラカンパニーで仕事をするときも、会議で集まるときも、極力彼を避けた。本当は追いかけたい気持ちでいっぱいなのだが……。
"あんまりしつこいと、嫌われるわよ"
"男は追いかけたくなる生き物よ?"
「…」(いや…まず私なんかが追いかけられる人間になれるわけなくない…?)
ボーっと考えていると、いつの間にか会議が終わっていた。
カク「のうナツキ…最近どうしたんじゃ?」
隣に座っていたカクがコソコソと私の耳元で話し始めた。