皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第10章 泣き虫で狂暴 【ロブ・ルッチside】
ただの泣き虫ならば付き合ってはいない。
それに…好意を寄せ、付き合ってほしいと願ったのは俺だった。
「…命令も聞けないのなら、死ね。」
ルッチ「っ…!」
鳥肌が立つ。泣き虫で、初対面の奴らから、大抵なめられる彼女。でもその裏の顔は、俺と同じ"殺人兵器"
三大将とタメを張るほどの腕の持ち主。権力や地位だけが凄いわけではなく、俺よりも戦闘の腕は遥かに上。
「…ありがと。」
ルッチ「えぇ。」
結局、牛丼で我慢をすることにしたらしい。
この強さと、言葉、性格……全てに惚れ、自分のモノにした。
*
ルッチ「ど……どんな人が……好きなんですか…?」
*
俺が15の時に出会い、勇気を振り絞って聞いた好きなタイプ。
彼女は一言。
*
「邪魔をしない人。」
*