• テキストサイズ

皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第8章 総監の猫 【ロブ・ルッチ】


「そんなのわかるわけがない。でも……君とするよりは…全然気持ち良くなかったよ。むしろ、気持ち悪かった。」



私はそう言った後歩き始めた。すると、腕を掴まれた。



「!…」

ルッチ「…他の男に触れられるぐらいなら…いっそのことあなたを閉じ込めておきたい。」

「……困った猫さんだ。」



私は口角をあげると、彼もまた、口角をあげた。



「…でも別に、恋人じゃないから。もう今後一切、私に近づかないで。」



そうだ。こうやって、突き放しておかないと……怖い。いつか……彼に依存をしてしまうから。自惚れてしまう…。


私は彼の手を振りほどこうとした。でもさせてくれなかった。




ルッチ「なら、恋人ごっこではなく、あなたの本当の恋人になれば、もっと近づいても良いと…?」

「!…」

ルッチ「俺は強情です。1度欲しいと思ったものは何があっても手に入れる。」

「…出来るものなら。」



私はもう1度口角をあげ、今度こそ、彼の手を振りほどいた。
/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp