皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第58章 素敵な人 【ドンキホーテ・ドフラミンゴ】
結局彼は私を離してはくれず、会議はそのまま終わった。
「よいしょっと…。」
会議で使った資料を倉庫まで運ぶ。資料は私の胸の上まであり、両手も塞がり、かなり重い。
ドフラミンゴ「この後食事でもどうだ?」
「!?…びっ…くりしたぁ…。」(気配を全然感じなかった。)
ドフラミンゴ「フフフフッ…。」
「遠慮しておきます。まだ仕事が山のように残ってるので。」
ドフラミンゴ「サボっちまえばいいだろう?」
そう言い、両手で持っていた資料を片手で持ち上げ歩き始めた。
「!…」(あんなに軽々…。)
私は彼の後ろを追いかけた。
「自分で持てます。」
ドフラミンゴ「フラフラしてんのにあぶねぇだろうが。」