皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第7章 お酒の力 【ポートガス・D・エース】
マルコ「フフッ…我が妹は可愛いよい。」
「!…何も可愛くない…。」
マルコ「まぁ飲め飲め。」
ジョッキにお酒を注がれた。
「…」
お酒は苦手だ。そしてお酒に弱い。
「っ…。」
マルコ「!…お、おい…そんな一気に……あーあ…。」
一気飲み。
「…っ…苦…っ…。」
マルコ「はぁ…無理に強くなる必要なんてないよい。」
「…もっかい。」
マルコ「!…もうやめといた方が」
「いいから。」
マルコ「…はぁ…。」
マルコはもう1度お酒を注いでくれた。それを少しずつ飲む。
マルコ「んで、エースとはどうなんだよい。」
「…エース……。」
私は視線をエースに向けた。クルーと話しながら笑っている。
「どう…って…何も進展ない…。」
エースのことが好きだ。勇気を出して伝えたとき……
*
エース「!…俺も好きだぜ!ナツキ!!」
*
と一言返ってきた。きっとあの「好き」は、恋愛感情としての「好き」ではないのだろう。というかまず、エースって恋愛をするのか……?