皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第50章 怒らない人 【黄猿(ボルサリーノ)】
*
「…」
ズーン……。
自分の中で、効果音が聞こえた。結果から言うと、任務失敗。潜入できたのは良いものの、靴紐を踏んで転んでしまい、そこからバレてしまった。1対6じゃ勝てるはずもなく、急いで逃げてきた。海賊達は出航してしまい、取り返すことが出来なくなってしまった。
「…」
コンコン…
「失礼します。」
ノックをした後、彼の返事を待って入る。
ボルサリーノ「任務お疲れ様〜。どうだったんだい〜?」
「っあ…あの…っ…。」
ボルサリーノ「…まぁ、そんな所に突っ立ってないでこっちに来なよ〜?」