皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第50章 怒らない人 【黄猿(ボルサリーノ)】
「…」
恐る恐る、足を進める。彼の机の前に立って、俯いたまま、報告した。
「すみません……取り返すことが出来ませんでした…。」
ボルサリーノ「……ふぅん…。」
顎に手を置き、考える彼。
「っ…。」
一見、ふわふわしている彼だが、任務に失敗した海兵に静かに怒っているところを何度も見てきた。海兵を辞めるか、ここで殺されるか。の2択を迫られた者もいるのだとか…。
「あ、あのっ…す、すみませんでした…っ…!」
ボルサリーノ「…まぁ、仕方ないよねぇ?」
「っ…。」(こ、殺される…?)
ボルサリーノ「じゃあ報告書、書いといてねぇ〜?終わったら、見せに来てよぉ〜?」
そう言い、報告書を渡してきた彼。