皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第45章 悪夢を見なくなった理由 【サボ】
サボ「寂しかったのか?」
「…そ、そうじゃない…けど…。」
サボ「じゃあなんだ?」
「…も、もう頼らない…から…。」
サボ「頼らない?」
「う、うん……重荷に…なりたくないから…夜も1人で寝るし…甘えてばっかりじゃ」
サボ「それはダメだ。」
彼は私に近づいてきて優しく抱きしめた。
「!…」
サボ「いくら悪夢をみなくなったとはいえ、また何かあったら困るだろう。」
「でも…重荷に」
サボ「なってない。俺も、お前がいないと眠れない。」
「!…」
サボ「なぁ、ナツキ。俺達、恋人同士にならないか?」
「…えっ!?」
ビックリして大きい声をあげてしまった。
サボ「はははっ!!俺は、ナツキが他の奴らと話してるのは嫌だし、もっと触れたい。」