皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第45章 悪夢を見なくなった理由 【サボ】
「…」(距離を…とらなきゃ…。)
そう思い、これから彼との会話は必要最低限の会話しかしないことにした。
サボ「ナツキ!ただいまぁ〜!!」
「お、おかえり…。」
ぎゅっと私を抱きしめてくるサボ。
サボ「ん?どうした?」
「な、なんでもない…仕事…しないとだから…じゃあね。」
私は彼から離れて部屋に戻った。
「…はぁ…。」(依存…直したい…。)
これから先、任務に行って1人になることも増える。その時に彼がいないと、何も出来ない人間にはなりたくない。
サボ「なぁ、ナツキ、なんで俺のこと避けんだ?」
「!…い、いつの間に…。」
全く気づかなかった。ドアの横の壁に背中をつけてよりかかっていた彼。