皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第39章 あなたのことだけ 【サボside】
会議が始まって10分ほど経過した頃だった。ドアがノックされ、勢いよく扉が開いた。
幹部A「し、失礼します!!」
ドラゴン「どうした?騒々しい……。」
幹部A「ナツキさんがっ…!ナツキさんが重症で!!」
ドラゴン「!…」
サボ「!…」
何よりも体が先に動いた。俺は報告に来た幹部の横を通り過ぎ、急いで処置室に向かった。
サボ「ナツキ!」
幹部B「あっ、総長…。」
任務に向かった6人の幹部達は全員無事だった。ただ、ベッドには点滴をうたれて横になっている彼女の姿があった。
サボ「意識は!?」
医師「意識はまだ戻っていませんが、命に別状はありません。」
サボ「……そうか……。」