皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第5章 海軍と囚人 【ドンキホーテ・ドフラミンゴ】
「海賊が悪とか、海軍が正義とか、そんなの誰かが勝手に決めたこと。海賊の中にも良い人はいっぱいいる。でも天竜人は違う、皆クズ、皆、悪。早くこの世界から消えればいいと思ってる。」
ドフラミンゴ「…フフフフフフッ…面白い嬢ちゃんだな、海兵がそんなこと口に出していいのかよ。」
「…守ってもらってばかりでいつか死ぬんです。弱い海兵は…正しくない海兵は…いつか殺される。」
ドフラミンゴ「なら、俺がアンタを守ってやる。」
「!…は…?」
ドフラミンゴ「なぁ、ナツキ。この鎖、外してくれよ。鍵、あんの知ってんだよ。」
「…何…言ってるんですか…そんなこと出来ません。」
ドフラミンゴ「俺はアンタが気に入った。俺と、結婚しようぜ。」
「!?…」
この人は全く人の話を聞かない。
ドフラミンゴ「俺は欲しいもんは力づくで手に入れる。」
そう言い、体を動かし鎖を壊そうとするドフラミンゴ。
「…ここは海底、あなたは能力者でしょ?どうやって戻るって言うの。」
ドフラミンゴ「ここにいる奴らを使えばいい。」
「…バカなこと言わないでください。戻ります。」