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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第5章 海軍と囚人 【ドンキホーテ・ドフラミンゴ】


ドフラミンゴに背を向けた時だった。


金属音が鳴り、背後で鎖が壊れた音がした。



「!…」



急いで振り返る。すると、彼の鎖は見事に全部壊れていた。



「そ…そんな…。」

ドフラミンゴ「さぁ、行こうぜ?ナツキちゃん。」

「わ、私は海兵です、海賊のあなたと一緒に行くことなんて」



プルプルプル…



「!…」



胸ポケットからでんでん虫を出した。


「も、もしもし、おつるさん?」

つる「ナツキ、どうだい?そっちは。」

「あ、あの…今、ドフラミンゴが」

ドフラミンゴ「おつるさん、俺ぁ、ナツキを連れて海に出るぜ。」

つる「!…なんだって?」

ドフラミンゴ「海兵はやめだ。これからは俺と海賊になる。」

「わっ!!」



腰に手をまわされ、ガシッ…と体を掴まれた。



「お、おつるさん!」

つる「そんなこと許さないよ!」

「フフフフフフッ…。」



ドフラミンゴは受話器を置き、電話を切った。



ドフラミンゴ「それじゃあ行こうぜナツキちゃん。」

「い、行かな…んっ…。」



うるさい。とでも言うようにキスをされ、口をふさがれた。



ドフラミンゴ「もう俺の嫁だ。守ってやる。お前を1人にはしねぇ。」

「!…」

ドフラミンゴ「行くぜ。」

「……あなたを、絶対に捕まえます。」

ドフラミンゴ「フフフフフッ…おもしれぇ。待ってるぜ?」



もう1度唇にキスを落とされた。



海軍と囚人 Fin
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