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皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】

第37章 喧嘩 【ユースタス・キャプテンキッド】


*


ご飯を食べ終わっても口をきいてくれない。


「……キラー、謝ってくる……。」

キラー「あぁ…頑張ってこい。」


私は勇気を出してキッドの部屋のドアをノックした。


「……キッド、入るね。」


私はドアを開け、部屋に入った。案の定、武器をいじっていてこちらに見向きもしない。


「…」


ドアを閉めてキッドのそばに行った。まるで空気かのような扱いを受けた。


「…キッド……。」

キッド「…」

「っう…キッドー!ごめんなさあいい!!」


我慢できずにその場で泣いてしまった。


「無視…っ…やだぁ…!!ごめんなさいぃ〜!!」


キッドの腕に手を置いた。


キッド「……はぁ……おら、来い。」


腕を掴まれ抱き寄せられた。座っているキッドの膝の上に乗せられ、胸に顔をくっつけた。


「ぐすっ…キッド〜!ごめんなさいいい!」


私も背中に手をまわして抱きしめ返した。
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