皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第37章 喧嘩 【ユースタス・キャプテンキッド】
それからご機嫌伺いに話しかけるも……全部無視。
*
「言わなきゃ良かったああ…!」
キラー「キッドも、ナツキが大切だから怒るんだぞ?確かに心配しすぎかもしれないが、何かあってからじゃ遅いんだ。」
「ぐすっ……うん……。」
キラー「…で、ずっと口をきいてくれないままなのか。」
「うん…。」
キラー「とりあえず、飯にするか。」
*
「…」
キッド「おいキラー、席変われ。」
キラー「!…こっちで食べるのか?」
キッド「あぁ。」
いつもキッドは私の隣で食べる。でも今日は私の斜め前。キラーと席を交換した。
「っ……。」
私は涙目でキラーを見つめた。
キラー「…」
仮面で見えないが、きっと苦笑いをしているはず……。