皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第33章 鈍感 【ユースタス・キャプテンキッド】
海賊A「おい、お前、キャプテンキッドだろ?」
キッド「……誰だテメェ。」
海賊B「お前らのクルーは、俺達バンバーズ海賊団が預かっている。返してほしくば、今日の夜中2時、シルバーの港に来い。」
「…」
こういう状況は初めてだった。敵襲が来て狙われたこともあったけど、皆が守ってくれたし、1人行動は禁止なので攫われることもなかった。
「……船長。」
海賊A「おい勝手に喋んじゃねぇ!」
「…足でまといだと思ったら、見捨ててください。」
キッド「…」
海賊B「はははっ!!何も言わねぇぞお前の船長は!見捨てられてんじゃねぇのか!?まぁ、結果は今日の2時にわかるがな!!じゃあ、待ってるぞ?」
受話器を置いて、一方的に電話を切った。