皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第33章 鈍感 【ユースタス・キャプテンキッド】
船長は足でまといだと思ったら見捨てる人だと思う。なんていうか……そんな気がする。だからこの状況、あまり期待をしていない。
*
海賊B「おい!キリキリ歩け!」
「っ……。」
2時。シルバーの港に着いた。
海賊B「……チッ、いねぇじゃねぇか!!」
「…」(やっぱり…。)
海賊A「チッ!」
「!…」
苛立っているのか、私を突き飛ばした。手首を縛られていたため、地面に手をつくことが出来なかった。
海賊A「コイツ、殺しちまうのももったいねぇな…。」
海賊B「確かに。結構良い体してんなぁ…。」
「!…」
嫌だ……。
海賊A「へへっ……おい、押さえろ。」
海賊B「おう!」
「っ…!」(船長っ…!)
キッド「おい。」